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親から虐げられている子どもの気持ち

2016年3月。両親からの暴力を受け、児童相談所に保護を求めていた男子中学生が自ら命を絶つよ言う痛ましい出来事がありました。

 

最後の力を振り絞って、児童相談所に助けを求めたのだと推測します。

 

一生懸命に考えて、考えて、考え抜いて、

そして勇気を出して伝えた「施設で暮らしたい」と言う言葉。

 

この一言で、子どもに携わる人は、

『緊急事態であり、直ちに措置が必要!』と判断する必要があります。

 

施設で暮らすことが、生き延びるための唯一の方法であると、

少年は考えたのかもしれませんね。

もしかしたら、冷静に自分の状況を把握して、いろいろと調べていたのかもしれません。

誰も傷つけずに上手くいく方法を…。

 

 

子どもって、

本当は、すごく大好きな人で、本来なら自分のことを守り、保護してくれるはずの『親』から、暴力を振るわれることは、それだけで緊急事態なのです。

でも 本当は大好きな親だから、親のことをかばいたい。

自分がどんなに痛めつけられても、加害者である親を守りたいのが子どもなのです。

 

そして、本来なら大切にされるべき自分が、大切に扱われていない。

自分の人格が無視され、ないがしろにされていることって、

それだけでものすごく恥ずかしくて、人には言いたくないことなのです。

 

だから他人に、「自分は、親から暴力を受けている」って口外するのは、

清水の舞台から飛び降りるのと同じくらい、

ものすごく勇気がいることなのです。

 

◆ 子どもから、親からの暴力を聞いた大人の方へ。

どのような立場であっても、

真剣に受け止めて、子どもの話しを信じ、

子どもの話しを遮らないで親身になって傾聴してください。

 

そして日本の今の法律で、

虐待かもしれないことを知った時には、

児童相談所等に通報する義務があります。

いきなり通報するのがハードルが高いと感じる場合でも、

決して一人で抱え込まずに(ここ重要!)、

・その子どもが信頼できる他の大人

・もしくは、その子どもに許可をもらった上で信頼出来る人

に相談の上、速やかに相談しましょう。

 

《虐待 相談 窓口 関連URL》

・189番「いちはやく」(子どものために短縮ダイヤル)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/gyakutai/

・オレンジリボン運動(民間の子ども虐待防止活動機関)

http://www.orangeribbon.jp/about/child/you.php

 

 

もしも子どもが最初に話しをした相手から、

「その話し、ほんとなの?」

「あの優しそうなお父さんがそんなこと本当にするの?」

「親のことを悪く言っちゃいけないよ?」

というような、

否定的な態度や言葉があったら、

その子はもう二度と心を開かないかもしれません。

 

 

せっかく勇気を出して言ったのに、

その自分を拒絶されたと感じ心が痛むからです。

 

そうしたら その子どもは、

いつ起こるか判らない親からの暴力に生命の危機を感じながら、

ただただ耐え忍ぶ日々がずっと続くかもしれません。

 

そして、

一筋の希望もなく、

日々の心身の暴力に耐え忍ぶならば、

いっそ命を絶ってこの世から消えよう!

と…、

心に深い傷を負っている最中の子どもが、

そう思うのも、何ら不思議ではありません。

 

この時の心の傷は、ただちに手当が必要なのに、

まだ出血していて、生々しくて、すごく痛い状態。

 

しかも、今晩にでも、負傷した心が更に傷つけられるかもしれないという、

恐怖も伴っている状態。

*手当というのは、暴力を振る人がおらずに安全に生活できる場所の確保、気持ちを尊重し、傾聴する人の存在、カウンセリングやセラピー等々。

 

でも、親にも先生にも友だちにも心配かけたくないから、

家から出れば 何事もないように明るく振る舞う…。

 

そして、子どもと携わる仕事をしている人が一番大切にすべきことは、

子どもが言葉にしていない心の中の本当の気持ちを察知することであり、

その心に共感して、心にそっと寄り添うこと。

 

これにマニュアルや技術は不要であり、

最も必要なことは、

「どれだけ自分の心の深い部分と向き合って来たか?」ということです。

 

なぜなら、自分の心の中の動きが解らなければ、

人の…、まして、子どもの心の中なんて解らないからです。

 

それから、もしも子ども虐待を許せない、無くなって欲しいと願っている方がいらっしゃったら、出来る範囲で実行して欲しいことがあります。

・子どもと親にいつも優しいまなざしを向けること(育児苦手な親御さんにも!)。

・目が合ったらにっこり微笑むこと。

・(もしも可能なら)一言声を掛けること(軽い挨拶、天候、等々)

・(相手が困っている様子があれば)手伝うことがないか聞いてみること。

 

すっかり核家族化が進んだ中で、

もしも孤立している人がいたら、

見知らぬ暖かい眼差しに、どれほど心癒されることでしょう。

 

心にゆとりが生まれて、笑顔で子どもに接する時間が増えるかもしれません。

 

もしかしたら怪訝な顔をされることもあるかもしれませんが、

出来る範囲で、どうか続けて欲しいと願っています。

 

もしかしたら、中には…、

命を絶つ日を伸ばしてみよう。

そう思い改める子ども…、

もしくは親御さんだっているかもしれません。

 

 

傷付いた子どもの気持ちを少しだけ代弁したいと思い、

このブログを書いてみました。

 

亡くなられてしまったお子さまのご冥福を心よりお祈り致します。

 

 

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